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    2012〜15年掲載

泰唐記
「また店名変わったんですね」「はい」とお姉さん苦笑。
  169回で訪れた「神保飯店」の前を通りかかると、また店の名前が変わっていた。今度は「社員の家」(笑)。だんだん店名が謎に満ちてきた。もう面白すぎるので、食べていこう! 13時30分に店内に入ると、結構な込み具合。入口のあたりが空いていたので座る。やってきたお姉さんも以前のお姉さん。「また店名変わったんですね」というと、「はい」と苦笑。今日はホイコーローにしよう。850円。
  ごはんは普通盛りにしてもらう。注文後、テーブルの上にあるポットから自分で水をくんで飲む。ああ、レモン水だ。気が利いているな。携帯に電話がかかってきたので、外に出て対応して、再び席に戻ると、もうホイコーローが来ていた。こりゃまた王道的なホイコーローだ。さあ、食べよう。
  
やっばりお代わりをしてしまう、私。
  まずはスープから。ワカメと玉子の具で落ち着いた味わい。続けてホイコーロー。キャベツがメインで、ネギ、ピーマン、ニンジン、キクラゲ、そして豚肉。オイリーかつ甘い味噌味で、おかず力が素晴らしい。
  キャベツもシャキシャキしつつしなやかに炒められていていい感じ。豚肉もおいしいけど、やはりホイコーローの主役は、キャベツですね。ごはんをもりもりと食べてしまう。ザーサイもかじる。
  最近食べすぎなので、ごはんはやめておこうと思ったが、なくなってしまった……。しばし考えるが、やはり食べようと決意をして、お代わりをもらおう。奥の厨房のところに茶碗をもって出かける。
  (「今月の今さん」に続く)
  
店名は変わっても、おいしさとボリュームは変わらず

  お姉さんに「ごはん半分で」と頼んで渡すが、出てきた茶碗は普通盛りになっている(笑)。まあ、これもいつも通りですね。かくして二杯目は残しておいた豚肉で食べる。スープも飲み上げて、完食。ああ、おいしかった。
  食後にデザートの杏仁豆腐をゆっくりと食べる。それにしても、まだまだ客は入ってくる。この店は人気だな。店名は変わっても関係ないんだね(笑)。また変わっているかもしれないから、しばらくしたらまた来てみよう。
  『昭和平成令和定食紀行』(竹書房文庫)




イメージ
外観
店 名 :
中華料理 社員の家
住 所 :
神田神保町2-11-4
サイト :
お店のHPなし