• グルメ部
    今柊二の「定食ホイホイ」
  • 読書部
    とみさわ昭仁の「古本“珍生”相談」
  • 文芸部
    ピエール大場の官能小説「路地裏のよろめき」
  • グルメ部
    高山夫妻の「おふたり処」
  • ジャズ部
    DJ大塚広子の「神保町JAZZ」
    2012〜15年掲載

御茶ノ水ソラシティはじつに名店揃い!
期間限定「はしご定期券」で、
コスパのいいうどん定食をいただく
  今年9月に発売されたのが「はしご定期券」。これがなかなか素晴らしい。300円で購入したが、このチケットで9月15日〜10月23日の間、吉野家だと丼や定食などが80円引きになり、はなまるうどんだと、うどん1杯につき天ぷらが1つ無料になるのだ。300円なんて、あっという間に元が取れるね。
  ということで、日曜日にとある集まりが神保町であり、終わったのが夕方……。昼ごはんを食べそびれたが、夕食も近いので、そんなに重くは食べたくない。よし、神保町交差点にある「はなまるうどん」に行こう! ここは本連載の第11回で登場した「まわるお寿司 うみ」の跡にできた店だね。「うみ」がなくなった後は初めて足を踏みいれる。まずは天ぷら──いつもはかき揚げだが、今回はゲソ天にしよう。
おにぎりをプラスしたのに、
立ちそばの「かけそば」より安い!
  ゲソ天はかなり大きくて160円だが、これがタダ。おにぎりも食べよう。この店は京樽製だ。明太子おにぎりにしよう。130円。うどんは「かけ小」で130円。つまり合計260円で、立ちそばで「かけそば」だけ食べるより安いくらいだよ(笑)。会計をした後は、セルフコーナーに行き、胡麻と生姜をもらい、コップに水を汲んで着席。
  これは、立派な「うどん定食」だ。まずはゲソ天をうどんに沈めて、おつゆを飲む。……ああ、澄んだおいしいおつゆ。うどんも少し食べる。コシがあっていい感じ。いやあ、最近はこのはなまるうどんと丸亀製麺のおかげで、関東でもいつでもおいしいうどんが安く食べられるようになったよ。上京時の1986年は、醤油地獄みたいな汁に浸かったうどんしかなかった(笑)。
(→「今月の今さん」に続く)。
かき揚げ(ヘルシーかき揚げ)やゲソ天もいいが、やはりとり天とさつまいも天が個人的には好きだなあ

  ではそろそろゲソ天。ゲソは歯ごたえあるおいしさだが、ポイントは衣。イカのエキスをたっぷり吸い取ったカリカリの衣が、おつゆの中でほどけかかっているのがとてもおいしい。そのおつゆと衣を楽しみつつ、すかさず明太子おにぎりを頬張る。主食+主食のイケナイおいしさで、とても幸せになったのであった。なおうどん1杯につき、天ぷら1つタダなので、かけ小を2つとると(130円×2=260円)、天ぷらも2種類とれてグッドでしたね。




イメージ
外観
店 名 :
はなまるうどん 神保町店
住 所 :
神神田神保町1-9-7 稲垣ビル1F
サイト :
オフィシャル