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    2012〜15年掲載

  御茶ノ水駅の聖橋口と御茶ノ水橋口の間にある「安いごはん街道」。ここにも「キッチンカロリー」はある。駿河台店のほうばかり行って、こちらは入ったことがなかったのでチャレンジしてみよう。
   1階がハンバーグの店で、めざすキッチンカロリーは2階なので、階段をとことこ上る。…こりゃスゴイ! まるで潜水艦か爆撃機のコクピットのような細長い店内だ。壁に沿ってカウンターがあり、先客の男性たちがもりもりと食べている。
   店のオヤジさんが「ここは食券です」と教えてくれたので、券売機で「カロリー焼」(670円)のボタンを押す。訪れたのは土曜だったが、ライスは大盛りサービスしてくれるのでそうしてもらい、とりあえず店内の一番奥の窓に近いところに座り、出てきた水を飲みつつ待つとすっか。
  ライスとミニサラダ、そしてジュージュー音を立てている鉄板が登場。こりゃたまらん。鉄板の上には、スパゲティ、肉、タマネギ、そして端にコーンが載っている。まずは水を一口飲んで、肉でごはんを食べる。肉には濃いめの味がついていて"おかず力"爆発。うまい!
   ごはんの炊き加減も素晴らしく、バクバク食べる。合間にサザンアイランドドレッシングのかかったキャベツサラダも食べる。ごはんを食べ終え、肉が半分くらいとスパとコーンが残った。
   さて、ここからが「カロリー焼き」第2幕だ。スパ全体をぐるぐるとかき回し、ほんの少し胡椒を振りかけると焼肉スパゲティの完成! 肉のうまさがスパにしみ渡り、さらにカリカリに焼けたスパのアクセント効果もあって、さらにシアワセな食べ物となるのだった。

11月末に『かながわ定食紀行 4杯目!』が刊行されました。神奈川新聞の連載50本のほか、"おまけ"として、原武史先生たちと駅そばについて語った座談会や、神奈川の名店「ハングリータイガー」の社長との対談もナイスです。1冊で多角的に楽しめるので、ぜひどうぞ! あと年内出版をめざして、亜紀書房で鋭意、原稿と格闘中(笑)。




イメージ
外観
店 名 :
キッチンカロリー(お茶の水駅前)
住 所 :
神田駿河台2-4