第31回年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE　pt.1！ - 「DJ 大塚広子の神保町JAZZ」

: 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、｢TRIO｣、｢somethin'else｣(EMI)､｢DIW｣(DISK UNION)､｢Venus Records｣のMIXCDを監修制作する｡
オフィシャルHP http://djotsuka.com

①
PIECE THE NEXT

V.A.(監修･選曲:大塚広子)

2014年リリース。自作自演の解説ですが(笑)新しい日本のジャズの動きを楽しめるJAPAN GUIDE。ソイル＆ピンプ･セッションズの丈青率いるトリオのロイ･ハーグローヴとデラ･ソウルの未発表極上カヴァー収録！レアグルーヴ･ファンも納得の大塚プロデュース新録音源も加わり、1つのMIX作品としてパッケージされた力作！
②
so far so good

Yasei Collective

2014年リリース。エレクトロ、ロック、ヒップホップ等が融合したサウンドで人気の4人組。NY音楽シーンのサウンドを国内で体現するべく結成され、日本のマーケットでも通用するポップセンスも兼ね揃えた注目バンド。自らのルーツである Kneebodyのホーン陣2人の参加曲はじめ、全て曲ごとに異なるゲストを迎えた豪華作。
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Shift

Hitomi Nishiyama

2014年リリース。日本ジャズ･シーンで不動の人気を誇るピアニスト/コンポーザー西山瞳が、若手ベーシスト坂崎拓也とインディゴ･ジャム･ユニットのドラマーとしても知られる清水勇博とともに結成したピアノ･トリオ･ユニット｢パララックス｣の2ndアルバム。冒頭の｢Rock Out｣は最新NYシーンのリズムと見事にリンク！
④
Live

Rumba On The Corner

2014年リリース。DCPRGをはじめジャズやラテン、ポップスシーンで活躍する超強力なメンバーによる7人組バンド待望のデビュー作。昨年のライヴをそのままパッケージした臨場感溢れる内容。四つ打ちのダンス･トラックから、高速クロスオーバー･ジャズ、エフェクトを駆使したダブ路線まで、プロたちの多彩で妥協ない表現が楽しめる。

ちょっと早いですが、
今年のまとめ。

　いよいよ寒～い季節到来★そろそろ年末年始のいろんな準備やお鍋の仕度にも(?)音楽はかかせません！今回は今年の総集編という意味も込めて、一押しの新作を2回に分けてご紹介します！そのまえに･･･、ワタクシゴトですが、12/17新しいCDを発売することになりました！私のライフワークといえるジャズの音源追求のなかで、新しい日本のジャズが面白い！という結果に至り、色々な出会いから集めた今らしい楽曲をひとつのMIX作品としてまとめました。私がプロデュースするレーベルKey of Life+からの第一弾となります！昔は過去のレコードを探して聞いてプレイして･･･の繰り返しでしたが、最近はミュージシャンとの共演が増えてきたこともあって、今の音楽を純粋に楽しめるようになりました。なぜなら、いままで自分が聴いてきた過去のジャンルの影響をバックグラウンドとして持つミュージシャンが増えてきていることに気づいたから！レコードの聴き方と同じように等身大で今の音楽を聴くことができるようになりました。そしてそんな今の音楽についても、もっともっと探したくなりました。ジャズのカテゴリーで取り上げられることの多いミュージシャンたちの作品ですが、いろんなジャンルの要素が入り込んでいるので聴き方はみなさんそれぞれ！自由に聴いてもらえたらな～と思っております！これから取り上げる作品も、①に収録されていますので、ぜひ一緒にチェックしてもらえたら幸いです♪

リズムが際立つ、
激推し3作！

　まずは②。去年、"今USで人気のジャムバンド、Kneebodyの来日で対バンするイキのいい日本のバンドがいるよ！"という噂が広がりました。惜しくもこのライヴは逃してしまったものの今年DJで一緒することに･･･！この時期は注目のドラマー、クリス･デイヴ来日のオープニングDJも決まっていたので、今らしいドラミングを夢中で研究していた頃。初めて体感したライヴはまさにその今っぽいタイム感があって大興奮！ちょうど今秋、彼らの結成5周年目の新作がリリースされ、東京でのツアーファイナルが12/3行われます！ここでもDJ参加しますのでぜひチェックお願いします♪次に今っぽいリズムつながりでご紹介したいのが③。西山瞳さんというと凛とした透き通ったジャズのイメージを持つ方も多いかもしれませんが、10月にリリースされたばかりのこの新作は、今の新世代基準のフレッシュなリズム感を取り入れていて文句無くかっこいい！続く④は、ジャズミュージシャンがレゲエやラテン、ファンクを演奏したら？･･･という期待に見事に答えてくれた一押しバンド。とくにツイン･ドラムとパーカッション、レゲエ出身のベーシストが中心となるこの構成は、ラテンアメリカ、アフロポリなど様々なリズムの可能性を感じさせてくれます。22回目で取り上げた作品たちと合わせて、ぜひ今の日本の動きを注目してみてくださいね！来月もご紹介したい作品がたくさん☆ご期待ください！