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    DJ大塚広子の「神保町JAZZ」
    2012〜15年掲載

DJ 大塚広子の神保町JAZZ:人気美人DJ・大塚広子が贈る、珠玉の神保町セレクト!

DJ Hiroko Otuka
幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)のMIXCDを監修制作する。

オフィシャルHP http://djotsuka.com

第7回 特集 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪

Hiroko's Selection

  • It's All Over Your Body EP

    @
    It's All Over Your Body EP
    Jose James

    彼のブルーノート移籍後初のリリースは2013年1月16日に決定!その最新作『ノー・ビギニング・ノー・エンド』から先行シングルがPC、スマホ配信サイトにて発売されました!人気のピアニスト、ロバート・グラスパーや、ヒップホップ界のカリスマ、DJ Spinna もRemixで参加した現場感溢れる最新作!今から要チェックです!

  • Water

    A
    Water
    Maya Hatchi

    2010年作デビューアルバムにして、2011年のグラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバムにノミネートされた作品!彼は本年10月に最新作『Be Good』を発表したばかりですが、新作を聞く前にまずはこちらからぜひお試しを!ウェイン・ショーターのカヴァーから、黒っぽいジャズ、そしてバラードで魅せるスウィートさも絶品!

  • Moods & Messages

    B
    Moods & Messages
    Brian Owens

    2011年9月発売のデビュー作。彼はミズーリ州のセントルイス市出身で、アメリカのソウルシンガーの多くがそうだったように、子供の頃から教会に通いゴスペルを歌っていたそう。大学時代はジャズをメインに活動しダイアン・リーヴスにも指導を受けていたとか・・・。ジャズファンにも自信をもってオススメする全米注目のアーティストです!

  • The Gate

    C
    The Gate
    Kurt Elling

    ブルーノートのコンピ('95)に収録されていたマッコイ・タイナー「Man From Tanganyika」のカヴァーを気に入って私のMIXCD『The Pieces Of somethin'else』に抜擢したのが彼との出会い。80年代のヒット曲を中心としたカヴァー作の中でもジョー・ジャクソンの「Steppin' Out」が白眉!

今注目の
2大男性ヴォーカル!

 今月は秋の夜長にぴったりの、ムーディーな男性ヴォーカルをご紹介します!というのも最近のジャズ・シーンというと、ヒップホップやソウル・シーンで活躍してきたアーティストを積極的に起用し、より広い範囲でブラック・ミュージックを融合しているような状況にあります。ロバート・グラスパー(p)の人気が顕著な例ですね〜。そして、この動きに対応するように今年ブルーノートへの移籍が決定し、移籍後初のアルバム・リリースが発表されたヴォーカリスト、ホセ・ジェームスが今とってもアツイ!2008年のデビュー以降ダンスミュージックやヒップホップを聞いてきたバックボーンから、DJ/プロデューサー達とコラボレーションを果たし、どちらかといえばクラブジャズ界で注目されていた彼ですが、2010年はimpulse!と契約、そして今回はブルーノートといった具合に、一気にトップ・ジャズミュージシャンへの道へ躍り出ました。現在先行配信中の@を早速聞いてみてください!と、・・・「ホセはもうチェック済みヨ〜」なんていう声が・・・。でしたら、こちらのAはどうでしょう!?ホセと同じくブルックリン出身の、グレゴリー・ポーター!繊細さを残しながら、声量豊かなバリトン・ヴォイスはどっしりとした落ち着きと力強さを持っていて、ナット・キング・コールからダニー・ハサウェイまでをも彷彿させる天性の歌声!好事家の間ではジワジワ人気になっていますよ!

まだまだ聴きたい
うっとり♪ヴォイス・・・。

 グレゴリー・ポーターの歌声は、ジャズの雰囲気と合わせて、ソウルフルなフィーリングが色濃く表れているという評価が多いのですが、そんな彼の魅力に取り付かれたアナタ。よりソウル路線のBはいかがでしょう?!マーヴィン・ゲイの再来と囁かれる全米話題のソウルマン、ブライアン・オーウェンズ!ネオクラシックソウルの時代を築くキーパーソンとして、ホワイトハウスでオバマ大統領を前に歌声を披露した期待のシンガーです!その細見で長身のスマートなルックスと、セクシーかつ力強い歌声でファンが急増!彼の、のびやかで潤いたっぷりのソウル・ヴォイスは、きっと日々の疲れをやさしく洗い流してくれるはず〜♪「ソウルもいいけど、やっぱり正統派なジャズ・ヴォーカルも聴きたいヨネ・・・」なんて欲張り屋さん。わかってますよ〜。最後にこのCをご紹介!シカゴで活躍するジャズ・シンガー、カート・エリングの最新作です。彼は27歳の時に作ったデモテープが認められてブルーノート・レーベルと契約、1995年に発表したデビュー作『クローズ・ユア・アイズ』がいきなりグラミー賞にノミネートされ話題を呼び、幾度となくグラミー・ノミネートを果たしています。詩を即興で創作して歌う独自のスタイルと迫力あるステージに賞賛の声が絶えません・・・。コアなジャズ・ヴォーカル・ファンも納得の、4オクターヴのバリトン・ヴォイス♪ぜひ秋の夜長に酔いしれてみては?♪


ライブ情報

  • 11/20(土) 六本木 アルフィー
  • 11/21(日) 新橋 第一ホテル
  • 11/23(金・祝) 渋谷 THE ROOM
  • 11/24(土) 長野 モリヤホール
  • 11/28(水) 新宿 ピットイン
  • 12/7(金) 熊本 Navaro
  • 12/8(土) 佐賀 Sole Diner LOOP
  • 12/9(日) 福岡 Kieth Flack
  • 12/10(月) 福岡 Brooklyn Parlor 博多

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