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    2012〜15年掲載

揚子江菜館
メイン写真

 僕が覚えているだけでも、すずらん通りには数軒の中華料理店がありました。その中でも107年の歴史を重ねる揚子江さんは老舗中の老舗です。高山家ではたまに親戚が集まると「揚子江に行きたいね」という話になって、足が向いてしまう。今回は縁の深いこのお店の逸品。好きなメニューはたくさんあるんですが、あえて今回は、普段食べているものをご紹介します。

サブタイトル
メニュー写真

メニュータイトル一人で行くときは、サッと食べられる乾隆肉麺がお勧めです。これは、かつて最も長寿だった清の乾隆帝が好んで食べたと言われるもので、豚の角煮が入った汁そばです。見た目はこってりですが意外にさっぱりで、これなら女性でもいけそうです。実際、角煮と麺だけでなく、スープまで飲み干しちゃいました。

メニュー写真

メニュータイトル池波正太郎先生も愛したシンプルなのに飽きが来ないストレートの卵麺。のどごしツルツル、でも味はしっかりと絡んでいます。タマネギ、もやし、豚肉の細切り、きくらげを使い、野菜本来のさっぱりした旨みがおいしい一品です。

メニュー写真

メニュータイトル汁物以外の全てのメニューがテイクアウトできます。テイクアウトするときは、事前に電話で取りに行く時間を伝えます。ボリュームもあるので、夜食にもおすすめですよ。

夫コメント
◆肉団子の魅力◆
  揚子江さん=冷やし中華と思っている方も多いのでしょうが、冷やし中華だけじゃないんですよ。おひとりさまも多いんですが、複数で行くなら、こちらの甘酢がかかったメニューをぜひおすすめします。今回は、その中でも肉丸子2100円をご紹介します。いわゆる肉団子なんですが、最近の中華料理店ではありそうでないメニューになりつつあります。こちらの肉団子ですが生姜のきいたさっぱりしたもので、ガラスープが練りこんであるため、実は甘酢なしでも普通に美味しいんです。いびつな形なのはあらびき肉を使用しているため。こういった甘酢風味の料理が多いのも、2代目調理人の方が「日本人に合うには」と苦心の末、出来上がったものだそうです。持ち帰りでも、茶色の瓶に甘酢が別添えで入ってくるので、気がきいています。
妻コメント
◆地元で愛される高級中華料理店◆
  こちらの中華料理店は、有名人も足繁く通う名店です。過去には魯迅先生や中国の女性革命家の秋瑾(しゅうきん)が日本に留学していた時によく通われていたそうです。明治39年創業後、銀座に支店を構えるなどし、昭和63年に現在のすずらん通りになりました。上海料理は、野菜を使用したあっさりとした味が特徴。毎日食べても飽きが来ません。材料から良いものを選び、研究を重ねた手作りのメニューは、どこにも負けない自負があるとのことで、なるほど、毎日足を運ぶ方も絶えません。野菜本来の優しい味付けなので、女性にも人気です。
イメージ
外観
店 名 :
揚子江菜館
住 所 :
神田神保町1-11-3
電 話 :
03-3291-0218
U R L  :
ナビブラDB