• グルメ部
    今柊二の「定食ホイホイ」
  • 読書部
    とみさわ昭仁の「古本“珍生”相談」
  • 文芸部
    ピエール大場の官能小説「路地裏のよろめき」
  • グルメ部
    高山夫妻の「おふたり処」
  • ジャズ部
    DJ大塚広子の「神保町JAZZ」
    2012〜15年掲載

Ad-libooksの魁!就職活動:「世界一の本の街」にある古本高校。卒業が決まったAd-libooks。今度は就職活動!いざOB訪問へ!!

前シリーズ古本高校編はこちら!!

Ad-libooksとは
超名門・古本高校で出される過酷な指令をクリアするために組まれたテツヲ(左)とユキヲ(右)によるユニット。無事卒業が決まり、就職活動がスタート。憧れの(?)古書店主達に、「書棚の哲学」を直撃します!

OB訪問4 ブンケンロックサイド&文献書院 山田玲子さん・秀子さん姉妹
前編

この続きは来月(12/10)をお楽しみに!!


左が「文献書院」秀子さん(妹)。右が「ブンケン・ロック・サイド」の玲子さん(姉)。左がアイドル好き、右がロック好き。わかりやすいですね(笑)

魁 ! 女子の古本屋。
20年来の仲良し姉妹

テツヲ やったー! ジャイアンツが悲願の日本一奪回! わーいわーい!

ユキヲ まだCSも終わってないだろ(この日はファイナルステージ2戦目)! あと、困ったときにとりあえず野球ネタをもってくるのはやめなさい。

テツヲ アップするときにはもう決まってるからいいじゃないですか。わーいわーい!

ユキヲ (無視)というわけで、「魁!就職活動」第4回は神保町が誇る最強古本姉妹、そして女子の古本屋の嚆矢(こうし:一番手、いわゆる「はしり」という意味)とも言える山田玲子さん・秀子さんの登場だ!

テツヲ お2人はずっと一緒にやられているんですか?

玲子  もう20年くらいになるの? 仲良しだよね。

秀子  古本屋になってからは一蓮托生っていうか。普通の姉妹より濃い間柄だと思います。
(昭和27年に新大塚で山田姉妹の父が開業。神保町に移転し、アイドルや女優、官能小説などを扱う「文献書院」と音楽雑誌やジャニーズ雑誌、サブカルなどを扱う「ブンケン・ロック・サイド」の2店舗で絶賛営業中!)

玲子  お互い、趣味も扱っているものも全然違うけど。

秀子  別にエロ本好きじゃないよ(笑)

ユキヲ 業界で「雑誌」をメインに商売を成立させたのは、お2人が最初じゃないですか。

玲子  それしか方法がなかったってことなんだけど、古本屋からすれば雑誌を細かく扱うのはとても面倒な作業だよね。その隙間を縫ってどうにか続けてきた感じかな。

秀子  だけど最近はその隙間も無くなってきたよね。最近は「えっ、ここが?」っていうお店がウチで扱うような本を置いていて、価格競争みたいになっちゃってる……。

玲子  だから薄利多売はやむを得ないですよ。どんどん売らないと在庫がたまっちゃうし、インターネット販売も限界がある。一般の人とも競わなきゃいけなくなったし。たまに変な値段がついていると、本当の価値が損なわれている気がして、すごいムカつくけど(笑)


写真集や雑誌はもちろん、お宝グッズ満載の店内。現役アイドルファンから青春時代を懐かしむファンまで、その要望にお応えする宝箱のような空間。スタッフの愛想の良さにも定評あり!

スキャンダルは影響大 !
すぐファンの人が売りに来る

テツヲ 話を伺っていると、お2人の絆の強さがひしひしと伝わってきますねー。

ユキヲ 俺たちだって、熱い師弟愛で結ばれているじゃないか!

玲子  できれば店を統合したいんです。でもこのタイミングで適切な物件はなかなか見つけられないし、1つにするなら削らなきゃいけないジャンルの本が出てくる。どこを活かしてどこを切り捨てるか、取捨選択が難しい……。

ユキヲ 長くやっている古本屋の永遠の課題ですよね。捨てたところを必要とするお客さんがいるんじゃないかと考えちゃって、在庫が増える一方で。

秀子  削って削って今の状態だからね。一緒のほうがお客さんは嬉しいと思うけど。

ユキヲ ちなみにお2人のお店ならではのエピソードとかあったりします?

玲子  ミュージシャンでもアイドルでもそうだけど、スキャンダルが発覚したり、あと結婚しちゃったりすると、すぐファンの人が売りに来るよね。

秀子  あるある(笑)

玲子  失恋みたいなものだから、もういらなくなっちゃう。いっぺんに持ってこられても困っちゃうけど、単に売りたいだけじゃなくて、きっと気持ちをわかってほしいんだろうなって。だから一緒に文句を言って盛り上がったり(笑)

秀子  別れるとまた戻ったりするから面白いよね。だからワイドショーはこまめにチェックしてます。



玲子さんのロック魂を注入された、自称チャラ男のユキヲ──今後の行動に乞うご期待!

テツヲ お2人が書棚を作るときのこだわりを教えてください。

秀子  私はおもちゃ箱のようなイメージかな。なんて言えばいいんだろう…… 「綺麗なドンキホーテ」みたいな? キチンと整列してあるけど、色々と楽しいものが並んでいて、お客さんの心がときめいちゃう感じ。玲子さんのところはロックよね。

玲子  書棚ごとに光るものを面出ししてます。とくにテーマがあるわけじゃなくて、無意識にやってるんだけど、いつも同じじゃダメだから頻繁に変えて。……あと私、「気持ち悪い店だね」って言われるのが大好きなんですよ。

ユキヲ ドMじゃないですか!

この続きは来月(12/10)をお楽しみに!!

読書部の連載

とみさわ昭二の「古本“珍生”相談」 (連載中)

Ad-libooksの魁!就職活動 (2012年5月〜2013年6月)

Ad-libooksの魁!古本高校 (2011年6月〜2012年4月)