ナビブラ神保町 2015年1月特集

新春は蕎麦屋で日本酒

ああ、昼呑みのぜいたく「手打蕎麦切 松翁」

蕎麦好きのみならず、酒好きをうならせる蕎麦前が充実。思わず昼呑みしたくなる名店。

  • ヘルシーなお蕎麦をいただく昼呑みが女子の間で流行中!?

    店内風景
    漆塗のテーブルが並ぶ清潔感あふれる店内。お昼時はいつも満席!
    日本酒で女子トーク
    「じつは最近〇〇〇なことがあってさぁ」「あらま、そりゃ△△△だわね」

     じわじわ広がっている日本酒ブームは、女子にも波及中。神保町の表通りの喧騒から離れた立地にも関わらず、蕎麦好きが押し寄せるこちら「松翁」でも、女性同士で“昼酒”を楽しむシーンもよく見られるとか。働き盛りの女子たちが気兼ねなく、おしゃべりに花を咲かせて、お気に入りのお酒を飲みながら、お酒に合うつまみをつつく。

     でも、蕎麦屋さんだからだらだらと長っ尻はせず、小粋にキュッと飲んで最後にサッと蕎麦をたぐってお勘定! これからは、カフェでの女子トークに加えて、蕎麦屋での女子トークという新しいスタイルが流行るかも!?

  • 蕎麦前が豊富で、どんどん注文しちゃいます!

    店内メニュー
    お酒もおつまみもどれにしようか迷ってしまいます

     店内に一歩足を踏み入れると、壁に所狭しと貼られたメニュー。自慢のそばやうどんに混ざって、「蕎麦前」と呼ばれる酒のつまみメニューも盛りだくさん。その数はざっと50種類、いやもしかしたらそれ以上!? お酒の種類も、料理の味を引き立てる銘柄を中心に、厳選したものばかりが揃います。

    蕎麦前とお酒
    蕎麦前をいただいていると、お酒がとまりません!

     蕎麦屋の定番つまみである天ぷらの評価も高いこちらですが、ほかにも、「穴子の煮こごり」や、富山の名物だという昆布巻きかまぼこ「黒板わさ」なども人気。手をかけたつまみがあれこれ選べるのも、蕎麦屋飲みの魅力なのです。

  • 〆はもちろん、松翁自慢のこだわりの「常陸秋そば」で!

    蕎麦
    このお蕎麦を食べるために遠方からいらっしゃるお客さんも!
    手打ち蕎麦の風景
    目の前で蕎麦を打つ職人技に、しばし見とれてしまいます

     ゆるゆると蕎麦前を楽しんだら、最後のお楽しみはやっぱりこだわりが詰まった蕎麦! 松翁では、味に定評のある茨城県産・常陸秋そばを原料に使用。並蕎麦は製粉した生粉打ち、変わり蕎麦は、季節によって「紫蘇切り」「柚子切り」など毎日違うものを提供しています。

     店内では、蕎麦は「できるだけ打ちたてのものを」と、ご主人が打つ職人技を眺めながら話に花を咲かせるのもまた一興。気の利いたつまみをいただいて、最後はとびっきりおいしい蕎麦で締める──お蕎麦屋さんのちょっと"大人な味わい方"を身につけて楽しみましょう!

「女性におすすめのお酒は純米無ろ過生原酒「百春」(岐阜・美濃産)。お酒・おつまみ・お蕎麦も豊富なので、いらしてください!」店主・小野寺松夫さん

手打蕎麦切  松翁

松翁外観

住 所:猿楽町2-1-7
TEL:03-3291-3529
営 業:11:30〜15:30、
    17:00〜20:00
    (土11:30〜16:00)
定休日:日・祝

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(取材・文/浅井直子)

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