ナビブラ神保町 2014年1月特集

天高く“うま”肥ゆる年!神保町de初詣!!

さあ、地元の神社に行ってみるべし!三崎稲荷神社

「三崎稲荷神社」の禰宜(「ねぎ」と読みます。宮司を補佐する役職)・山撫[彦さんに、地元密着型初詣のエピソードをあれこれ聞いてみました!

  • 場所柄、東京ドーム帰りの参拝客で賑わう初詣

     代々の氏子さんのみならず、周辺企業からの信仰もあつい三崎稲荷神社は、三代将軍・徳川家光の時代から「旅行安全の神様」として親しまれています。大晦日には、毎年夜11時頃からお参りの方たちにふるまうお餅を氏子さんたちとつき始めるそうですが、新年のカウントダウンが終わった頃には、若い女性たちが押し寄せて一気に華やかムードに!

     「人気アイドルたちが勢揃いする東京ドームでのカウントダウンコンサートから流れてくる方も多いようです」

     と、この街らしいエピソードを披露してくださいました。コンサート後の晴れやかな笑顔が集まる神社には、新年早々"良い気"もたくさん集まりそうです!

  • 「旅行安全」以外にも、「合格祈願」「商売繁盛」にも訪れる!

     前述の東京ドームのエピソード以外にも、各種学校や学習塾が立ち並ぶこの土地ならではの初詣風景が。

     「場所柄、冬期講習を受けている生徒さん、大学受験、資格試験に挑戦する学生さんなど、合格祈願の方々も多いですね」

     また最近では、旅の安全を願う女性がご朱印帳を片手に訪れることも多いとのこと。明治時代、南極探検隊がこちらの「お砂守り」を携帯していたことで、いっそう「旅行安全の神様」として知られるようになりました。

     「ご利益とは、誰かに効けばそれがご利益です。ご信仰を身近に感じることが大切なので、初詣は気持ちも新たに神様を意識する機会として捉えていただけたらと思います」

  • お賽銭は額ではなく感謝の気持ちを込めて!

     「二拝二拍一拝」で知られるお参りの次に気になるのは、お賽銭! 「ご縁を授かるよう5円玉」という話も聞きますが……。

     「そもそもお賽銭の由来は、自分で収穫したお米などの食物を神様に捧げるお供え物です。現在ではお金という形に変わりましたが、お賽銭=お供え物という気持ちがあれば、自ずとお賽銭を投げ入れる際も丁寧な動作になったり、金額にこだわらず感謝の気持ちが大切なことに気づくのではないでしょうか」

     なるほど、初詣で人垣が幾重にも重なる場合は遠くから投げ入れるのも致し方なしですが、その場合も"感謝の気持ちを込めて"ですね。どうか今年も、ナビブラ読者の方たちのお願いごとが「ウマ」く行きますように!!

ちなみに前回取材はお父さまでした。特集ページはこちら

今年、厄年の人は必ずお参りに行こう!

男性/厄年25歳(平成2年生まれ)・男性/大厄42歳(昭和48年生まれ)・女性/厄年	19歳(平成8年生まれ)・女性/大厄33歳(昭和57年生まれ)・女性/厄年37歳(昭和53年生まれ)・男女/厄年61歳(昭和29年生まれ)

(※各年齢の前後が「前厄」「後厄」となります。誕生日が正月から節分までの人は、前年生まれとなるのが一般的ですが、神社仏閣によって数え年や厄年の計算が異なることもあるので、お参りする先で聞きましょう)