ナビブラ神保町 2014年1月特集

天高く“うま”肥ゆる年!神保町de初詣!!

田中ひろみさんPresents ローカル神社のすすめ!

“お参りツウ”のイラストレーター田中ひろみさんに、ローカル神社のすすめとお参り作法をレクチャーしていただきました。

lecture01:なぜローカル神社がいいのか

 地元の神社は、いつも自分たちを見守ってくれるありがたい存在。地域の守り神である氏神様や先祖が眠る菩提寺へ、新年最初に1年の除災招福をご祈願するのが初詣です。神保町界隈では、一ツ橋・神田神保町・西神田・三崎町などの町会を氏子とする「三崎稲荷神社」、駿河台(西町会・東部町会)・小川町・錦町などの町会を氏子とする「太田姫稲荷神社」などに詣でましょう。

 地元の神社は比較的空いていることが多いので、ゆったりとした気持ちでお祈りすることができます。カップルでゆっくりお参りすれば、とってもいい1年が過ごせそう!

lecture02:意外と知らない詣で方の作法

 参拝するときは、上司のお宅を訪問するように、少しかしこまった気持ちで。できたら、服装はきちんとしたものが望ましいです。

 鳥居は、神様の世界と人間界の境を表しているので、くぐる前に一礼しましょう。参道の真ん中は、神さまの通り道なので、少し端に寄って歩きます。本来は水垢離(みずごり)といって、全身を洗い清めてから参拝するのですが、今は略して手水舎(ちょうずや)の水で一番汚れやすい手と口を清めます。

参拝の仕方
  • 1.鈴を鳴らします

  • 2.お賽銭を入れます

  • 3.お辞儀を2回します

  • 4.手を合わせ右手を少し下げます

  • 5.ゆっくり2回手を叩きます

  • 6.もう一度お辞儀をします

手水の作法
  • 1.左手を洗います

  • 2.右手を洗います

  • 3.左手で水を受けて口をすすぎます

  • 4.口をつけたので再び左手を洗います

  • ひしゃくを垂直に立て残り水で柄を洗います

  • ★ポイント お水を汲むのは一度だけにしてね

(※参拝方法や作法は寺社や地方で異なる場合もあります)

lecture03:初詣グッズの基礎知識

 参拝してゲットしたお札・破魔矢は、神さまを見下ろさないように、神棚か目より高い場所で南向きか東向きに安置しましょう。効力に有効期限があるので、1年ごとに新しくするのが基本。古いお守りは、いただいた神社にお返しするのが望ましいのですが、別の神社でも受け入れてもらえます。干支にちなんだ縁起物を集めるのも楽しいので、今年は午(うま)にちなんだ飾り物で運気アップ!

lecture04:おみくじで今年を占う

 おみくじの種類が7段階と12段階あるって知ってましたか? 7段階とは、大吉 中吉 小吉 吉 末吉 凶 大凶。12段階は、大吉 中吉 小吉 吉 半吉 末吉 末小吉 凶 小凶 半凶 末凶 大凶となります。

 おみくじのマナーとしては、引くのは参拝が済んでから。おみくじは指定された場所に結びましょう。凶が出たからといって、むやみに捨てたら罰が当たる!? おみくじは吉・凶に関係なく持ち帰っても問題はないのですが、凶が出たときは、利き手じゃないほうの手で木や紐に結べば吉となるといわれています。たとえ凶が出ても、基本的に引くのは1人1回にしましょう。

著書:田中ひろみの神社に行こう!

田中 ひろみ

イラストレーターで文筆家。「丸の内はんにゃ会」代表。著書に『うさぎちゃんのわくわく江戸散歩』『仏像、大好き!』『B型男と幸せになる方法』『厄年女が幸せになる方法』『田中ひろみの 神社に行こう!』など多数。

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