ナビブラ神保町 2013年9月特集

“神保町で働く新しい形”自分だけのワーキングスペースを構えよう!

会員になる前に知りたい・コワーキングってなに?

「神保町にパーソナルスペースがあったらなぁ!」──若いフリーランス・クリエイターたちのこんなつぶやきに応えるのが“ワーキングラウンジ”「EDITORY」。いったい、どんなスペースなのか、チーフマネージャーの石田亮一さんにお聞きしました。

【チーフマネージャー】 石田 亮一さん
いつも明るい笑顔で接客、運営に当たる石田さん。ところで、彼女いるの?

窓側の“固”席、スクエアテーブル、奥にカウチ席ありとバラエティに富んでいる。

コワーキング≠ニいう働くスタイル。神保町の「トキワ荘」をめざしたい!

編集部 そもそも「EDITORY」を始めたきっかけはなんですか?

石田さん ここのビルのオーナーが「フリーの若い人たちにワーキングスペースを提供したい」という願いがありました。コワーキング(Coworking)っていうんですけど、事務所スペース・会議室・打ち合わせスペースなどを入居者同士で共有しながら、各自が独立した仕事を行うワークスタイルを実現させることです。


上の正会員(入居者)用はIDカードになっていて、24時間365日自由に出入り可能。

編集部 素敵な構想ですね。いつオープンしたんですか?

石田さん 今年の4月29日にオープニングパーティをしました。この日から、本の街・神保町で、フリーの人が気軽に、しかも安い価格設定で"個人スペース"を利用することができるようになりました。

編集部 ここのシステムはどうなっているのですか?

石田さん 誰もが気軽に出入りできる共同アパートのようなイメージで、ここでは会員のことを"入居者"とも呼んでいます。月極めの入居者は月額20,000円。身元確認をしたうえで、意欲ある若い人に"入居者"になってもらっています。また「3 DAYS PASS」があり、3日間3,000円でスペースを利用できます。校正など、短期集中して仕事をする方が利用しています。


本棚を利用したスケジュールボードには、会員からのスタッフ募集告知も!

編集部 "入居者"にはクリエイター関係以外の方もいらっしゃいますか?

石田さん 現在は利用者の7〜8割方はライター、デザイナー、イラストレーター、プランナーなどの、いわゆるカタカナ職業のフリーの人ですが、なかには本業の合い間をぬって司法試験や税理士試験などの試験勉強をするために借りてくださる方もいますよ!

編集部 この界隈はその手の専門学校も多いですからね。学校の自習室と違った雰囲気で、勉強もはかどるんじゃないかな。そのほか、変わった利用者も?

石田さん 神保町という場所柄、千代田プラットフォーム、カレーグランプリの運営スタッフ、アーツ千代田3331の方々もいらっしゃってくれます。ここには会議室もあるし、イベントスペースとしても利用できるので、ちょっとした講演会や個展も開いているんですよ
その昔、のちに有名な漫画家になった人たちが共同生活をしていた「トキワ荘」ってありましたよね。あんな雰囲気になれば最高です!


いつも多忙な毎日を送る石田さん。うしろのカラーコピー機は“会員お値打ち価格”でいつでも使用可能。

外回り営業→内装職人→ファストフード店長。すべての経験が「EDITORY」運営に生きている!

編集部 ところでマネージャーの石田さんはどんな経緯で「EDITORY」に入ったんですか?

石田さん 僕は某飲料メーカーの外回り営業をしていました。暑い日も寒い日も一軒一軒飲食店の飛び込み営業をするんです。そこを辞めてからは、実家が工務店なので内装の仕事をやりました。このときの経験が、不動産や空間スペース利用に興味を持つきっかけになったのだと思います。


(上)スペースを半分借りきって近所の会社がミーティング。(下)会議室の案内プレートには文庫本『会議室の心理学』が!

編集部 根っからのワーキングスペース<Iタクだ(笑)。

石田さん あ、そういえばそのあとに中目黒でファストフードの店長もやりましたよ。どうやったらお客さんの導線をスムーズにできる店舗構成ができるか考えていたなぁ。

編集部 ……で、「EDITORY」には?

石田さん まったく偶然なんですが、あるとき『ブルータス』を見ていたら、「神保町でワーキングスペースを開設するにあたりマネージャー募集!」という記事があって、これはおもしろそうだと即、応募したんです。運よく採用されたんですが、あとで聞いたら100人以上も応募者がいて、採用されたのは2人だけだったって。

編集部 すごい難関をくぐりぬけたわけだ! やっぱり"好きこそものの上手なれ"──空間スペースに興味があることがオーナーのお眼鏡にかなったわけですね。

石田さん 今は神保町から1本で通勤できる三軒茶屋に住んでいますが、神保町に着くとなんだかウキウキしてきますね。「EDITORY」でマネージャーとして働いて、同世代の人たちと刺激し合えるのが楽しいんです。そして人と人とをくっつけるのが好きなんです!


EDITORYをもっと知りたい人は内覧会へ!
入居希望者のための内覧会を行っています。
9月は6日(金)と20日(金)に開催予定/
いずれも13:00、18:00の1日2回・約1時間

気になる人はのぞいてみよう!

「EDITORY」入居者の1日密着レポートはこちら!


アクセス最高・グルメ最高・仕事最高。3拍子そろった神保町を盛り上げよう!

編集部 その神保町でよく行くお店はありますか?

石田さん 小料理屋の「卵佐」。昼の天ぷらや刺身定食、夜は日本酒とくじらベーコンがおいしいですね。あと、思いつくまま挙げてみると居酒屋の「智夢」、「BILBI」、「ラドリオ」、木工家具の「平安工房」、古着屋の「WADLL」ですかね。品揃えが魅力的な古書店「ブックダイバー」にもよく顔を出して、ご主人と話しこむこともしばしばです。

編集部 神保町が好きなんですね?

石田さん 先ほどの繰り返しになりますが、落ち着くんです、この街は。どこへ行くにもアクセスがいいし、カレーやラーメン・中華、そして居酒屋も個性的でおいしい店が多いし。ぜひ"入居者"になっていただいて、文化の香り漂う神保町に"自分のスペース"を持ってください。そして一緒に神保町を盛り上げていきましょうよ!

編集部 まるでナビブラ神保町のための模範的な決めコメント、ありがとうございました(笑)。期待していますよ!

  • 石田さんのよく行くお店たち

    小料理屋の『卵佐』

  • 居酒屋の『智夢』

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  • 『BILBI』

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  • 『ラドリオ』

    ナビブラデータベース

  • 木工家具の『平安工房』

    ナビブラデータベース

  • 古着屋の『WADLL』

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  • 古書店の『ブックダイバー』

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働きやすく、おいしいお店も揃った神保町で、気軽に “ 自分のスペース ” を持ってみませんか?
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