ナビ男：ボクシングを始めたきっかけを教えてください。

氷室さん：小学生の頃から体を動かすのが好きで、ずっと陸上をやってました。社会人になってからは競歩をやっているのですが、職場の近くにこのジムがあって、たまたま覗いてみたのがきっかけです。

ナビ男：どれくらい続けているんですか？

氷室さん：そうですね、もうかれこれ10年になります。

ナビ男：じゅ、10年ですか、それは凄い！　どれくらいの頻度で練習されているんですか？

氷室さん：週に4回ほどかな。私はパソコン関連の会社で外回りの営業をしているのですが、プロボクサーでもあるので試合の前は回数も時間も多くなりますね。でも、自宅が上尾なので、通勤で片道2時間かかるのでコンディションづくりはたいへんですね。

ナビ男：ＯＬとプロボクサーの二足のわらじということですね。

氷室さん：はい。会社の人も応援してくれています。

ナビ男：ところで、ボクシングに対しての異和感はなかったですか？

氷室さん：私は団体競技よりは個人競技のほうが性に合っているので、違和感というのはなかったですね。フィットネスとしてもいいですし、“男性の中に混じって……”という意識はなかったですね。ここにいる男性陣も私のことを女性として見ていないのでは（笑）。

ナビ男：ボクシングをやって変わったことってありますか？

氷室さん：毎日、こうしていい汗をかいていますが、じつは私、すごいズボラなんです。朝も起きられない、片づけられない女……。でもボクシングを始めてから、時間管理やコンディション管理が自然とできるようになりましたね。ボクシングはストイックな人向けかな。

ナビ男：僕のようなダメ男でも、規則正しい生活が送れますか？

氷室さん：きっと大丈夫だと思いますよ。プロじゃない男性の方々も、このジムに通うために仕事を効率よくこなして来ているみたいですから。みなさん黙々とサンドバックを叩いています。叩くというよりは、嫌な上司を思いながら殴っているような（笑）。

ナビ男：では最後に、これからボクシング（ボクササイズ）を始めたい女性にメッセージをお願いします。

氷室さん：ボクシングというと男性のスポーツという印象がありますが、最近は女性にも人気です。私が試合をする後楽園ホールでも、女性ボクサーや女性のお客さんが増えてきています。ボクシングの練習をする前には入念な準備体操も欠かせないので、まずはフィットネスの一環としてやってみてはいかがでしょうか。ぜひ1人でも多くの女性の方に来ていただきたいと思います。かっこいい男性ボクサーも多いですし、ね（笑）。お待ちしてまーす！

「カレーが大好きなんです。エチオピア、共栄堂、ペルソナ、マンダラ、ボンディ、オードリー、トプカ、メーヤウ、まんてん、みんな行きました！　平日は無理なので、土・日に早めに来て食べています。それが私の活力源かな」