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ナビブラ神保町スイーツ連載(毎月15日更新) 男のひとりめし第二幕 "GOICHI"あらため剛乃国 ひとりごっちゃんスイーツ 「08年に一番人気を集めた連載「男のひとりめし」
高山剛一(たかやまごういち)
1875年創業、古書センターの玄関口に店を構える「高山本店」の若旦那。花嫁募集中!!もっと知りたいあなたはこちらもどうぞ!
けがれのない白さはまさにアジアの純真「新世界菜館の杏仁豆腐」
新世界菜館の杏仁豆腐

新世界菜館の杏仁豆腐 400円
けっこうなボリュームで食べごたえがあります。

かつ丼
「かつ丼」1200円
中華料理のお店で和食という意外性に圧巻
今月の決まり手
今月のお土産
老舗料理店の秘密
  夏の暑さも落ち着いて、大分過ごしやすくなりました。いつもアイスばかり食べていた僕としては、ちょっと変わったスイーツが食べたいとおもいました。たまたま入った老舗の中華料理店「新世界菜館」で美味しそうなスイーツを見つけたのでご紹介します。新世界菜館は、今では高級中華のお店としてセレブ的なイメージですが、もともとは昭和21年に大衆食堂としてスタートしたのが始まりだそうです。その名残でメニューにはない知る人ぞ知る裏メニューがあるそうなのですが、それは後ほど紹介します。
老舗料理店の秘密その2
  今回はアジアンスイーツの代表、杏仁豆腐をいただきました。子供のころに初めて杏仁豆腐を食べた時に、薬のような味がしてとても好きにはなれなかったのですが、大人になってからは、こんなおいしい食べ物があったのかと、衝撃を受けたのを覚えています。ちなみにこちらの杏仁豆腐は、杏仁が比較的やわらかく、舌触りもよくて口に入れたとたんに独特の清涼感で後を引く美味しさです。以前にゼリーみたいに固まった杏仁を食べて残念な思いをしたことがあるのですが、それとはまったくの別物です。毎日作る量も限られているそうで、新鮮な風味を逃すことなく味わうことができます。うれしいことに季節のフルーツも付け合わせで添えられていて、この時期は、珍しいドラゴンフルーツでした。季節のフルーツは、他にも秋の食用ほうずきや沖縄のミニマンゴーなどがでるそうなので、季節ごとに楽しみがあって飽きないのがいいですね。
  さきほどの裏メニューですが、食堂では定番のカツ丼が実はあるんです。見た目はほとんど普通のカツ丼ですが、食べるとつゆに中華スープを使用しているからか、どことなく中華の雰囲気があります。豚肉の肉厚もあるので食べごたえがあって贅沢な逸品です。誰でも注文はできますが、メニューには載っていないので少し勇気がいります。また出てきた時も隣の席の人の注目を浴びること間違いなしなのでご注意しましょう。ちなみにお店では、一日に2食程度は出るそうですよ。今日もごっちゃんでした!
店舗情報
店 名 :
新世界菜館
住 所 :
神田神保町2-2
新世界ビル
電話番号:
03-3261-4957
営業時間:
月〜土11:00〜23:00(L.O.22:00)
日・祝11:30〜21:00(L.O.20:00)
定休日 :
無休(年末年始除く)
ラデュレの店舗外観

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