昭和39年創業の人気定食店。現在の建物になって18年、神保町の移り変わりを、変わらぬ佇まいでずっと見つめてきたかのような店構えです。お客さんはほとんどが常連さん。看板も出していないカウンター10席ほどの店内には、最初は入りづらい雰囲気もありますが、一歩足を踏み込めば人のいいご主人が迎えてくれ、あたたかい定食がいつでも食べられます。おすすめは、さば焼定食（ごはん・みそ汁・お新香つき750円）。30年変わらぬメニューは、魚を中心に、鮭250円、まぐろ照り焼き250円、さんま開き250円など。これにご飯280円とみそ汁120円をつけて好きな組み合わせで注文できます。「うちは普通のめし屋です」と言い切るご主人。チェーン店とは違う、味のあるお店が変わらずそこにあるのが、神保町の魅力なのかもしれません。