昭和41年創業のキッチン南海は、今まで30店以上ののれん分けをしたという名店中の名店。すずらん通り沿いにある店の前には、昼時にかかわらず常に行列が。それもそのはず。昔ながらの洋食メニューは、どれもびっくりするくらいのボリューム！ しかもコストパフォーマンスも◎、味も◎なら何度も来たくなるというものです。ハンバーグやしょうが焼きといった洋食の王道メニューの中でも、この店のダントツ人気はカツカレー（700円）。通称“黒カレー”と呼ばれるこのカレーは、真っ黒いルゥと大きなカツがとにかくスゴイ!! 一度見たら忘れられないくらいのインパクトがあります。ルゥが黒いのは、煮込んだあとにフライパンでローストしているため。焼き色をつけることで、独特の香ばしさが出るのだとか。また、低温で揚げたカツは、外がカリッ、中はジュワーとしていてこれもまた美味。カツは生のパン粉を使用しており、そこから漂うバターの甘味が、ルゥの香ばしさと絶妙にマッチします。このボリュームでもついつい最後まで食べてしまう、クセになる味わいです。