ナビブラ神保町 2014年3月特集
現在、森美術館で国内史上最大級と言われる大規模な回顧展が開催(5月6日まで)されているアンディ・ウォーホル。ほんの数ヶ月前にも、国立新美術館「アメリカン・ポップ・アート展」で、日本初公開のウォーホル作品が話題になったばかり。
そのウォーホルのオリジナル版画が、すずらん通りの古書店、ボヘミアンズ・ギルドで買えると聞き、いざGO!二階のギャラリーには、さまざまな作家のオリジナル作品が所狭しと並び、間近で見ることができます。 「ポップアート、中でもその旗手であるウォーホルは、今も根強い人気。価値が落ちないですね!!」と教えてくれたのは店長の夏目滋さん。
「このケルン大聖堂は、通常版のエディション版画として4種類の色で制作されたんですが、これはT.P(Trial Proof)版と呼ばれる試作版。通常版とは配色などを変更した試作版が80種あって、全て一点ものですよ」
なんと、世界に一つだけのウォーホル作品が自分のものになる?! そうと思うと、意外にも頑張れば手が届くお値段かも…… と思えて…こない??
店頭で見つけたもう一つのおすすめ。 「これは、"牛の壁紙"として知られるもの。個展では牛が壁一面を覆い尽くしていましたが、今は一枚一枚切られて売られているんですよ」 大迫力ながら、どことなく愛嬌を感じる牛さん。はて、どこかで会った気が…と思ったら、横尾忠則氏の著書『坐禅は心の安楽死』の装丁に使われていました!
4月からの増税については、 「自由に価格が決められるのが古本屋。だから、4月以降も値段が変わらないように調整するお店もあるでしょうね。うちは基本的には、増税分は頂くつもりです。店頭で購入してくださる方には、少しサービスとかあるかも?! もしかしたらね」だそうです! 「ネットで検索して来てくれるお客様の多くは、"ネットと実物は印象が違う!"とおっしゃいますよ。ぜひ店頭に見に来てください」と夏目さん。
"ポップアートはみんなのもの"との名言どおり、アートを大衆に身近なものにしたアンディ・ウォーホル。一方で、その絶大な人気ゆえ、現代ではそう簡単には買えない、価値あるオリジナル作品。
この消費増税前こそ、アートを"消費"してみるチャンスかも。
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